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文化情報マガジン「to you」

「to you」2025年11月号

令和7(2025)年10月25日(土)発行

今月のおすすめイベント

新規寄託記念 コレクション企画展示 生誕110年 柿本幸造 どうぶつ大集合
令和7(2025)年11月7日(金) ~ 令和7(2025)年12月7日(日)/ひろしま美術館

「どうぞのいす」『おはなしチャイルド』 1979年11月号/ 作:香山美子/ チャイルド本社

愛らしい絵本原画、約140点!人気絵本『どうぞのいす』や「どんくまさん」シリーズなどで知られる、絵本 […]

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財団主催
第8回街かどフェスティバル「ギター・フラメンコフェスティバル」【終了】
令和7(2025)年11月2日(日)/ひろぎんHD本社ビル トゥモロウスクエア
ギター演奏と情熱的なフラメンコの二部構成! 懐かしい名曲から心躍る名曲まで、入場無料で楽しめます。音 […]

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財団主催
レクチャーコンサート ジャズ A TOUCH OF JAZZ vol.15【終了】
令和7(2025)年11月5日(水)、令和7(2025)年11月19日(水)/東区民文化センタースタジオ1

ナビゲーター:藤井政美

沢山の魅力が隠れているジャズを現役ミュージシャンがナビゲート! 毎回好評いただいている本企画、今回は […]

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財団主催
音楽の花束〈秋〉~広響名曲コンサート【終了】
令和7(2025)年11月8日(土)/広島国際会議場フェニックスホール
■日時/令和7(2025)年11月8日(土) 15:00開演(14:00開場) ■会場/広島国際会議 […]

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石川静ヴァイオリンリサイタル2025【終了】
令和7(2025)年11月13日(木)/エリザベト音楽大学ザビエルホール
チェコから2人の演奏家。プラハを拠点に活躍中の石川静さん(ヴァイオリン)。CD「ヨゼフ・ミスリヴェチ […]

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財団主催
あきクラシックコンサート【終了】
令和7(2025)年11月15日(土)、令和7(2025)年11月16日(日)/安芸区民文化センターホール

昨年度公演のようす

広島の若手音楽家たちの企画・出演によるコンサート15日は「ヴァイオリンアンサンブルde推し曲!~芸術 […]

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被爆80周年記念事業 ミュージカル「バウムクーヘンとヒロシマ」【終了】
令和7(2025)年11月16日(日)/JMSアステールプラザ大ホール
広島生まれ、お菓子の物語。広島の似島を舞台にした、バウムクーヘン誕生の物語。原作は巣山ひろみの同名小 […]

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財団主催
ジュニアウインドオーケストラ広島による「まちなか交流コンサート」【終了】
令和7(2025)年11月23日(日・祝)/広島駅南口地下広場
ひろしま国際平和文化祭実行委員会が実施する広島広域都市圏在住の中高生を対象とした音楽教育プログラム「 […]

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財団主催
ピアノ利用促進事業 萩原麻未 ピアノリサイタル【終了】
令和7(2025)年11月24日(月・祝)/コジマホールディングス西区民文化センターホール

萩原麻未ⓒMarco Borggreve

ヤマハ新CFXを萩原麻未が奏でる令和6年度に更新したコンサートピアノ、ヤマハ新CFXのお披露目コンサ […]

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広島ジャグリング大会2025~じゃぐりんさい!~【終了】
令和7(2025)年11月29日(土)/マエダハウジング安佐南区民文化センター 
初開催!ジャグリングの祭典。ジャグリング初心者から、ベテランジャグラーによる迫力のステージまでを楽し […]

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舞台技術ワークショップ 音響実践編【終了】
令和7(2025)年11月29日(土)、令和7(2025)年11月30日(日)/南区民文化センター

講師:村上政夫 氏 (株式会社スタックス トラスト代表取締役)

実践的な舞台音響技術を学べます。見学のみもOK! 舞台に関する技術や知識を、各分野のエキスパートから […]

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2025 中国バレエフェスティバル【終了】
令和7(2025)年11月30日(日)/JMSアステールプラザ大ホール

昨年度の様子

未来を担うバレエダンサーたちの祭典49回目となる広島市バレエ協会主催のバレエフェスティバル。プログラ […]

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財団主催
第33回神楽祭【終了】
令和7(2025)年11月30日(日)/佐伯区民文化センターホール

昨年の神楽祭より

佐伯区の神楽が、今ここに結集!佐伯区内7団体と高猿神楽団(特別出演・安芸高田市)による共演大会です。 […]

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劇団Tempa「その先の熱を掴め」※30日まで(26休)【終了】
令和7(2025)年11月23日(日・祝) ~ 令和7(2025)年11月30日(日)/山小屋シアター

過去公演より

劇中の対決で展開が変わる?!広島の劇団Tempaによる、初のロングラン公演。原かおりさん(劇団Tem […]

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広島国際映画祭2025【終了】
令和7(2025)年11月28日(金) ~ 令和7(2025)年11月30日(日)/NTTクレドホール/エディオン紙屋町ホール/横川シネマ

©2025『片思い世界』製作委員会

世界各地からの注目映画!今注目の映画や映画人を広島で楽しめる「広島国際映画祭」。今年は被爆80年を記 […]

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財団主催
アステールプラザ芸術劇場シリーズ[レジデンスコレクション]劇活! 創作部「木と広島の物語、それから」【終了】
令和7(2025)年11月29日(土)、令和7(2025)年11月30日(日)/JMSアステールプラザ多目的スタジオ
広島市在住の6人作の文章を一つの物語にして舞台化!基町アパートに住む社会人落語家が戦国時代のお姫様と […]

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特集

■ 文化情報マガジン「to you」発行500号記念!これまでの歩み
文化情報マガジン「to you」はおかげさまで500号を迎えました。昭和59年4月に創刊して以来、広島の文化を紹介してきた本誌のこれまでの歩みを表紙とともに振り返ります。

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表紙インタビュー ひと・こえ

イラスト/田中聡

戦争の影響を受けながら、それぞれが精一杯生きた若者たちの物語

岡田 倫弥さん (おかだ・ともや)
指揮者
広島市出身。広島大学及び同大学大学院を修了後、昭和音楽大学大学院修士課程音楽芸術表現専攻(指揮)を修了。広島大学在学時及び昭和音楽大学大学院修了時には学長賞を受賞。これまでに指揮を鈴木恵里奈、磯部省吾各氏から学び、昭和音楽大学大学院在籍時には星出豊、大勝秀也各氏に師事。第37回霧島国際音楽祭のマスタークラスにて高関健、下野竜也各氏の指導を仰ぐ。また、熊本県立劇場主催の指揮者講習会にて、山田和樹氏から指導を仰ぎ、その際、横浜シンフォニエッタを指揮。第3回および第4回山田貞夫音楽財団指揮者オーディションに出場し、第3回には山田貞夫音楽賞受賞、そして第4回には山田貞夫音楽賞及び特選を受賞。第4回新進指揮者コンサートにてセントラル愛知交響楽団を指揮、プロデビューを果たす。またBeethoven International Music Competition UK 2025 Season 2 指揮部門にて、Absolute First Prize 及び Best Beethoven Performance Special Awardを受賞。現在、新国立劇場バレエ団の副指揮を務めており、「ニューイヤーバレエ」「白鳥の湖」「ホフマン物語」「眠れる森の美女」「シンデレラ」各公演で副指揮者として携わる。他にも、ズーラシアンブラス お友達プレイヤーとして、こどものためのコンサートに多数出演。2024年には、住友生命いずみホール主催事業:いずみ子どもカレッジにて、大阪交響楽団メンバーらと共演。また、オーケストラや吹奏楽の指揮者として精力的に活動を行っている。(一社)広島アーティスト協会 正会員。
公式ホームページ

広島初演となるオペラ『てかがみ』でタクトを振る岡田倫弥さん。作品の聴きどころや広島で活動する若手音楽家として立ち上げた『ピース・コンサート』について伺いました。

■オペラ『てかがみ』の魅力

指揮者の立場で言うと『てかがみ』の魅力は、物語の各場面がとても的確に音楽で表現されていることです。晴れやかな結婚式、愛を語るロマンチックな場面、空襲への恐怖などさまざまな場面がきちんと音で表現されています。もちろんせりふ、歌詞も素晴らしいのですが、前提として音楽がきちんと場面を表現している。ゼロから音楽を生み出すというのはすごく尊いことで、やはり池辺晋一郎先生だからこその作品だと思います。また、日本の作曲家が日本語の台本のために書いたオペラであることも魅力の一つです。音楽としては西洋音楽ですが、外国の作曲家ではあまり聴かない和音の使い方など新鮮に感じていただけるのではないでしょうか。
時代背景に戦争はあるけれど、登場人物たちがそれぞれの日常を精一杯生きていることが感じられる物語です。時代を経て繋がる愛をぜひ聴きに来てください。

■ピース・コンサートへの思い

原爆で全てが失われ、数十年は草木が生えないと言われた広島で生きようと努力し、生きてくれた人たちがいたからこそ、今我々が広島で音楽や好きなことをさせてもらっている。広島に生まれ育ち、広島大学で音楽を学ぶうち、この街で懸命に生きようとしてくれた人たちのことを忘れちゃ駄目だと思うようになりました。そこで8年前に同級生のヴァイオリニスト木村紗綾さんをはじめ、広島にゆかりのある若い音楽家、学生たちで『ピース・コンサートinヒロシマ』を開催、コロナ下の配信も含め毎年続けてきました。近年はプロのオーケストラで活躍した奏者が、楽団の引退を機に参加されることもあります。第一線で培った音楽家としての引き出しから貴重なアドバイスを惜しみなく学生たちに与えてくださり、私自身も大変に勉強になっています。『ピース・コンサート』を通して広島の若い音楽家たちが、音楽ができる日常のありがたさを改めて胸に刻み、それが聴いてくださる人にも伝わったらいいなと思います。私自身、年々関わり方は変わると思いますが、第10回を迎えられるようこれからも力になりたいです。

オペラ「てかがみ」~ハイライト公演~はこちら

〜おうちで楽しむ〜 わたしのおすすめBOOK

上岡久美子さんおすすめの一冊『遠い山なみの光』
著:カズオ・イシグロ
訳:小野寺健
出版社:ハヤカワepi文庫
定価:1,342円(税込)
発売中

心躍るメディアミックスの愉しみ。読書と映画と。
行ったことのない場所に連れてってくれて知らない人に出会わせてくれる本は、幼い私にとって欠くことのできない生活必需品だった。やがて、生きるのは何故こんなに辛いのだろうと、その答えを探るようになり、映画館という空間を見つけた。暗がりに映し出される誰かの人生に心震わせた。本、映画館に続き四十半ばで見つけた演劇は、物語に飢えていた私には必然の「発見」だったかもしれない。さて、これらのメディアには融合という考えがある。原作の映画化だ。愛読書が映像化されるというニュースは、私に望外の喜びをもたらす。「遠い山なみの光」もそう。広瀬すず、二階堂ふみの名前を見て、この二人があの人物を演じるのか、と胸が高鳴った。公開直後に映画館で見たが、巧妙で曖昧なカズオ・イシグロの世界を見事に再現していて八丁座のソファで唸った。読んで見るか、見て読むか。そんなコピーがあったと思うが、ぜひ原作から。映画の基になった小野寺健・訳、秀逸です。

 

上岡久美子さん

演劇創作サークル・劇活!創作部部長。
11月29日(土)・30日(日)JMSアステールプラザで【アステールプラザ芸術劇場シリーズ】[レジデンスコレクション]劇活!創作部『木と広島の物語、それから』を上演。
詳細はこちら

~安佐動物公園の獣医師、飼育技師からのとっておきの話~安佐ZOOに暮らす動物たち テンジクネズミ編
    かわいいだけじゃない?!テンジクネズミ!

橘髙みづきさん(技師)

「テンジクネズミ」という名前に聞き馴染みはありますか? 多くの方は「モルモット」という名前の方がしっくりくるのではないでしょうか。モルモットは愛称のようなもので、正式な和名は「テンジクネズミ」と言います。南米のペルーテンジクネズミかパンパステンジクネズミが原種と言われており、16世紀からペルーでは食用の家畜として飼育していました。日本には1843年に初めて入ってきたとされており、今ではペットショップや動物園のふれあいイベント等で出会うことができる身近な動物の一つになっています。

当園では毎日、テンジクネズミを直接膝に乗せてふれあえる、ふれあいイベントを実施していますが、参加者からよく「大人しい動物ですね」と言われます。確かに人に対して攻撃的なことはほとんどないですが、実はテンジクネズミ同士ではなかなかの縦社会が存在します。テンジクネズミは、1頭で飼うことを禁止している国があるほど社会性のある動物です。当園では、メスと去勢したオスからなる15頭前後の群れを複数作って飼育していますが、特にオス同士ではしっかりとした順位がついています。順位がはっきり決まってしまえば、弱いオスが強いオスを上手く避けるので群れは比較的平和ですが、群れに新しいオスを入れたときや、順位が逆転しそうなときなど、順位があやふやなときは少しケンカになってしまうこともあります。このとき、オス同士は向かい合って歯を鳴らし、どちらも逃げなかった場合噛みつき合うこともあります。ふれあい中には想像できない一面ですね。

そんなテンジクネズミですが、ふれあいイベントでは優しく上手にふれあっていただくと、仲間に毛づくろいをしてもらっているときのような気持ちよさそうな顔もしてくれます。皆さまぜひテンジクネズミの新しい魅力を見つけに安佐動物公園にいらしてください。

テンジクネズミのふれあいイベント
【開催日時】毎日(1月2日、3日を除く)
◆土・日・祝11:00~(受付終了時間は11:30)
◆平日13:30~(受付終了時間は14:00)
【受付】ウサギ・テンジクネズミ舎前にて開園(9:00)から先着50人に参加券を配布

「安佐ZOO に暮らす動物たち」は3ヶ月毎に掲載します。

グループ紹介(なかまたち)

Human Song Group ザ・わ た し た ち =オリジナルソングの演奏=

1985年、7人の仲間でスタートした音楽グループ。広島を拠点に「いのち」「平和」「自然」をテーマにしたオリジナルソング、人生応援歌を届け続け、今年40周年を迎えます。現在は30~70代の20人が所属。作詞・作曲、ボーカル、楽器から音響まで自分たちで担当する手作りコンサートは、唯一無二の温かい雰囲気が魅力です。
ホームページ

昨年の『ザ・わたしたちコンサート』の様子

◆Human Song Groupザ・わたしたちコンサート

時/11月23日(日・祝)15:00~
会/広島県民文化センター
料/大人2,000円、小・中・高1,000円
問/沖元 TEL.090-7542-1637
詳しくはこちら

Mail Box みなさんからのお便りです

●新しい施設も楽しみ

映像文化ライブラリーで『銀河鉄道999』を見てきました。とても有名な作品ですが、今回、初めて見ることができました。宇宙を旅する中で出会う人たちとの出会いと別れ、ハラハラドキドキのアクション、少年の成長と恋愛ありで、あっという間でした。映像文化ライブラリーは、旧作の良い映画をたくさん上映してくれました。昭和な感じの趣も大好きだったので、新しい場所に移転するのは寂しいですが、新しくなる映像文化ライブラリーも楽しみにしています!(中区 てつろうさん)
☆ 移転前の最後の上映に行かれたのですね。アニメの名作として名高い作品だけありますね。移転先の広島駅南口にあるエールエールA館には令和8年度当初にオープン予定。待ち遠しいですね♪(編)

●特別展 「冨田伊織 新世界『透明標本』展

東広島市立美術館で開催された「透明標本展」を見に行きました。魚や動物が透明になっており不思議でした。ライトアップもされてとても幻想的でした。(呉市 T.Tさん)
☆ 動物の骨格を見るっていろんな発見がありますよね。カメの骨格は甲羅の中にも骨がびっしり広がっていて、某ゲームの、踏むと甲羅が脱げるカメのキャラクターはフィクションだと改めて確信しました。(編)

●おわし浜海水浴場

残暑厳しき今年の夏、9月の初旬、日本海出雲のおわし浜に行きました。今年の泳ぎ納めです。この海水浴場は、砂浜でなく石浜なので透明度は抜群です。9月だったので、人は少なくほぼ貸し切り状態、プライベートビーチでした。反面、出店はなくシャワールームも閉鎖されて使えず、トイレの水道で何とか体を洗ってしのぎました。名物の出雲そばを食べて帰る予定でしたが、2,000円位するインバウンド価格におののき、諦めました。 (西区 パーカーさん)
☆ 9月に入ってからも海水浴ができるなんて、長い夏も悪いばかりじゃないなあと気づかされました。日本海側は波が荒い印象でしたが、ここは静かに過ごすのに最適ですね。(編)


今月のプレゼント

「Mail Box」に投稿してくださった方には抽選でプレゼントを進呈いたします。
ひろしま美術館『生誕110年 柿本幸造 どうぶつ大集合』(5組10名様)
『第33回神楽祭』(自由席2組4名様)
『横川落語会第51回柳家福治独演会』(2組4名様)
広島映画サークル例会「マルモイ ことばあつめ」(3組6名様)
『広島プロミシングコンサート2025』(3組6名様)

投稿は、投稿フォーム、FAX、郵送で受け付けています。詳しくは「『Mail Box』への投稿はこちら」からご確認ください。
◆応募締切/11月10日(月)当日消印有効

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ほっと文芸│市民文芸作品集「文芸ひろしま」より

道路脇の 枯葉の嵩が低くなり  艶めく団栗 数多見えたり
桝宗 範子(第33号一般の部・短歌部門)


くり金とん 金に光るな きれいだな
上原 あつひろ(第33号ジュニアの部・小学生低学年・俳句部門)

市民文芸作品集「文芸ひろしま」はこちら

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(公財)広島市文化財団 企画事業課「to you」係
TEL.082-244-0750 FAX.082-245-0246

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